細菌性肺炎の特徴

特徴その1. 細菌性肺炎

昔は、細菌性の肺炎にかかると重症化してしまい、乳幼児の死亡率が多かったため、肺炎そのものが怖れられるようになったようです。

 

現在の子どもからみておばあちゃんが子どもの頃の話なので、それも分からなくはないですね。

 

しかし現在は、細菌性肺炎に対する有効な治療薬(抗生物質など)があるので、命を落とすような事態にはなりません。かといって安心しないでください。

 

これはあくまでも、適切な治療を受けた場合の話です。
せっかくの治療のタイミングを見逃してしまっては、元も子もありませんからね。

 

その症状の特徴は?

突然の高熱。40度前後の高熱と激しいせきが続きます。
これにより、食欲不振や脱水症状、そして激しい咳により気管を傷めることで血痰が出ることがあります。

 

さらに重症化すると、陥没(かんぼつ)呼吸といって、肺の機能がうまく使えないことでそれは起きます。息を吸い込むとき、肋骨(ろっこつ)の間、さらに鎖骨といった胸の一部が、ペコペコと陥没するような呼吸になるのです。

 

そうなると顔色が青く、唇がむらさき色になるといったチアノーゼの症状も現れ、呼吸困難や意識障害が起こる可能性も出てきます。

 

赤ちゃん

肺炎の中でもっとも症状が重いとされる細菌性の肺炎は、特に1歳以下の赤ちゃんが重症化しやすいといわれます。肺の機能が未熟なことと、抵抗力、免疫力がまだ弱いからです。

 

単なる風邪なら日を追うごとに回復していきますが、肺炎を起こしている場合は、日に日に症状は悪化します。

 

肺炎も最初は風邪と似たような症状なので、判断しにくいと思われるので、話すことの出来ない赤ちゃんの様子をなんだかいつもと違うと感じたら、病院へ行きましょう。
重症化する前に、適切な治療をすれば回復します。





ではこの肺炎を起こす病原菌はいったい何なのでしょうか?
それは主に“肺炎球菌”や“インフルエンザ菌(インフルエンザウイルスとは別物)”“黄色ブドウ球菌”などです。これらは健康な身体にも存在する「常在菌」なので、どこででも誰からでも貰ってしまうものです。

 

風邪などで気管支の機能が壊れ、抵抗力が落ちた状態だと、普段は悪さをしない常在菌が付着して症状を悪化させます。

 

中でも肺炎球菌は、毒性が強いため二次感染、風邪がこじれるといった状態になるのです。
“肺炎球菌”と“インフルエンザ菌”は中耳炎の原因となる菌でもあります。

 

耐性菌

細菌による病気には、抗生物質を治療に使用しますが、近年はあらゆる抗生物質が効かない「耐性菌」が増えているそうです。

 

風邪や肺炎を悪化させないために、病院で治療を受けたとしても、子どもの様子をしっかり見守ることが大事です。